現代のジャズ・シーンの先鋭を行くブラッド・メルドーが、偉大なる音楽家J.S.バッハを独自の感覚と解釈で紐解く!
どうも青尻です。
バッハのおすすめアルバムとジャズのおすすめアルバムを紹介する記事を書いたりしていたら、
両方に当てはまる最適なアルバムが今月リリースされていました。
しかもブラッド・メルドー!
鍵盤楽器奏者、そして即興演奏の大家としてのバッハをテーマにした『AFTER BACH』。
誰もが知る作曲家・演奏家の今まで聴いたことのない新感覚の解釈が、ジャズ、クラシックのジャンルを飛び越え、聴くものを圧倒する。
バロック音楽の大家、J.S.バッハ。
クラシック史最重要作曲家の1人だが、それだけでなく、鍵盤楽器奏者、そして即興演奏の大家として当時は広く知られていたという。
ジャズに通ずるものがもう300年前にあったのでしょうか。現代では知ることが難しい、そのバッハの即興演奏の大家としての面を、現代のジャズ・シーンを牽引するピアニスト、ブラッド・メルドーが独自の感覚と解釈で紐解く!そんな大胆で革新的な作品が誕生した。
『AFTER BACH』では、J.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」から4つの前奏曲、そして1つのフーガを取り上げ、その後に、それぞれに対応する楽曲にインスパイアされたメルドーの手による”After Bach”の楽曲が全12曲続く形式となっている。
アルバムの幕開けを飾るのは、メルドーによる「Before Bach: Benediction」、そして締めくくるのも彼による「Prayer for Healing」
楽曲にインスパイアされたと一言で言っても、決して一生懸命真似しようと思っている訳でも、飾り立てた演奏をしようと思っている訳でもない。
『AFTER BACH』は、むしろ、(バッハとメルドー)二人の鍵盤奏者、即興演奏者、作曲家としての共通点を調査し、暗に示されていた相似点をはっきりさせる作品となった。
ここ日本では「音楽の父」とも呼ばれているように、作曲家・演奏家としてだけでなく、音楽教育者としての面も持っていたというJ.S.バッハ。
その彼の「平均律クラーヴィア曲集」を核として選び、メルドーは生徒、もしくは助手としての役割を、自らに与えている。
ブラッド・メルドーによる、誰もが知るバッハの今まで聴いたことのない新感覚の解釈が、今、ジャズ、クラシックのジャンルを飛び越え、聴くものを圧倒する。(一部輸入元引用)
リリースはバッハの生誕月
これは狙ってのことでしょうね。
『AFTER BACH』は2018年3月9日にリリースされました。
ちなみにバッハの誕生日は3月21日。どうせならあと2週間くらい待てばよかったのに。笑
ブラッド・メルドー「After Bach」をiTunesで聴く