今回のジャズピアニストはこの方。
Jazz Piano
ニーナ・シモン
Nina Simone (1933-2003)
■USA
「ピアニストとしても超一流」
ん?ピアニスト?と疑問に思った方もいるだろうが、今回は敢えてピアニストとしての一面を持った彼女を紹介。
バイオグラフィー
1933年2月21日ノースカロライナ州タイロン生まれ。
17歳でフィラデルフィアへ移住。
ニーナの魂の叫びを持ったパワフルなボーカルも最高だが、ピアニストとしても超一流である。ちょうどエリントンのピアノが過小評価されているように、ニーナのピアノも評価が低いのが残念だ。クラシックで鍛えた腕は確かだし、ユーモアのセンス、イマジネーションの豊かさには比類なきものがある。彼女はジュリアード音楽院でピアノと作曲を学んだ本格派なのだ。
57年ベツレヘムに録音したファーストアルバムの中の「アイ・ラブ・ユー・ポーギー」が大ヒットしたが、このLPの中にはピアノトリオの演奏もあり、実力を見せつけてくれる。
「シングス・エリントン」(コルピックス)の中のピアノも秀逸だし、また「ソウルの世界 ニーナとピアノ」でのピアノはクラシックファンも説得する堂々たるものだ。
Sings Ellington!